最後の恋
『松永さんって、彼氏とかっていてはるんですか?』
しかもしかも!
29歳の私に向かってシレッとこんな質問ができちゃう、失礼窮まりない、関西弁の年下バカ。
『いてもいなくても、あなたに関係ないんじゃないかな?』
なんだかイライラしながら、私は冷たくそう答えてしまった。
『確かに関係ナイですよね……すみません』
すると椎名は気まずそうにそう言って、私の後ろを歩き始めて。
そして私達は、大原くんが予約しているというダイニングバーへとたどり着いた。