最後の恋
だけど……
『あのっ!松永さん!』
歩きだしたはずの足が、その声でピタッと止まる。
えっ?何?
そう思った直後。
パタパタと小走りで近付いてきた足音。
そして……
『あのっ!嫌やったら別に断ってくれてもいいんですけど……もしよかったら……付き合って下さい』
目の前に立った彼は、
照れくさそうに、そう言ってはにかんだ。
『えっ…』
ちょっと待って!?
何?
この急すぎるいきなりの展開。
付き合って下さいって……
私、キミの名前でさえ今日知ったばかりなんだよ?