最後の恋
そして……―――
よしっ、…せーのっ!
『あ゙ーーっ!もうっ!』
また響いた、私の声。
バッティングセンターに入ってから、かれこれ30分が経過したけど。
ブンブン振り回してるわりに、全然かすりもしないボールたち。
そして、私のそんな声がずっと…夜のバッティングセンターに迷惑に響いていた。
『っしゃぁ!』
……。
だけど、そんな私の隣では。
嬉しそうな声をあげて、130キロのボールをバンバン打ち返しまくる椎名の姿があった。