流れ星
「…ふぅ……」
あの夢は、他の夢と同じで、そう簡単には見ることが出来ないみたい…。
待つしかないってこと、かぁ……。
支度を終えると下の階へ降り、時間が迫る中急いでご飯を頬張る。
「あらあら。そんなに急いで食べて、喉につまらせないようにねぇ」
「は、はかっひぇるっへ!」
(わ、わかってるって!)
その時、チャイムが鳴った。
「あら?もしかして、彼氏さんも遅刻かしら…?」
「っ…!ゆーたっ?」
玄関へ向かいドアを開けると、案の低彼も寝坊したそうで。
まだ眠たそうな瞼を目で擦っている。
「わりっ…、まだいた、か。よかった」
「ううんっ!優太も寝坊?」
「え、春もか?」
「あ、あはは…」
「間に入るようで悪いけど…もうそろそろ行かないと、先生に角が生えますよ?」
ふふっ、といつもの笑顔を浮かべるおばあちゃんに対し、2人は思い出したように青ざめた。