ハニートースト ~カフェで恋したあなた~






「俺も、好きな女としかしたくないって、思えた。だからさ、実は美琴ともまだしてないんだよ。笑うだろ?」





「嘘~!あきら君は付き合ったその日にしちゃうって話してたのに」




「だから、変わったんだよ。美琴のことは好きだけど、お前を超えるくらい好きになれるまでは手を出さない。それはアイツも了承済だし」






本当に美琴ちゃんのこと、大事に思ってるんだ。



真剣に向き合ってるんだね、あきら君。





「世の中にはいろんなヤツがいるんだよ。男だけじゃなく、女だって、軽いヤツはいっぱいいるし。その米田ってヤツだって、それが本心がどうかはわかんねーだろ。心の中は見えないから」




「あきら君、大人だね」




「ふふ。お前よりは大人だよ。でも、お前は自信持って、そのままでいろよな!天然バカ処女のままで。あ、でもいつか処女ではなくなるんだよな」





そんな日が来るのかな。


あきら君は、早く片桐さんに抱かれろ~と言って笑った。




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