ハニートースト ~カフェで恋したあなた~





「男の人ってやっぱりいいね」





私の口から自然にそんな言葉が出た。




今日の昼までは男の人なんて汚い!って思ってたのにね。






「男の人っていうか、俺・・・・・・だろ?」




とまた思わせぶりなことを言って、片桐さんは爽やかに笑った。






「今日は俺に声かけてくれてありがとな。これからも、困った時は一番に俺に言え!わかったか?」





肩に手を乗せて、私の顔を覗き込んだ。



この上目使いの表情、すごく好きなんだぁ~。



かわいい。







「ありがとう!!話聞いてもらえて嬉しかった。もう元気だから安心してね」




「おう。その笑顔見たら安心したよ。来週は時間できると思うから店に顔出すな」




「やった~!!絶対来てね」







私と片桐さんだけの素敵な時間。




こんな風に時々で良いから、ふたりきりで会いたい。




それは、贅沢なのかな?






「おやすみ、優海」



「おやすみなさい」





好きな人からおやすみを言ってもらえるって本当に幸せ。




その日の最後に、好きな人の顔が見られるって幸せ。









眠る前に思い出すのは片桐さんのことだけ・・・・・・








片桐さんのことが何倍も何倍も好きになった夜だった。











< 204 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop