ハニートースト ~カフェで恋したあなた~





あきら君の愛は忘れない。




気持ちを隠して、ずっと私を支えていてくれた。





片桐さんと付き合うことになって、改めてあきら君の優しさが染みわたってきて・・・・・・



あんなに良い子は他にいないなって思うんだ。





あきら君のことを好きになっていたら・・・・・・



私はどうなっていたのかな。







心の中にいる片桐さんの面影が消えなくて、やっぱりあきら君とうまくいかないのかな。




それとも、あきら君の大きな愛に包まれて、幸せになったのかな。





「あ~、何考えてるのよ!」


と自分に言った。





片桐さんと付き合うことになったのに、あきら君とのことを考えてしまうなんて。





二十歳になったらお酒おごってって言ってたけど、あれ本気かなぁ。




できることなら、二十歳になったあきら君とじっくり飲みたいな。




時間が経てば、もっとあきら君の本音が聞けるんだろうな。








二十歳になったあきら君は、今よりももっともっとかっこよくて、素敵な男性になってる。


絶対に。







その時にあきら君の隣にいるのは・・・・・・誰なんだろう。






美琴ちゃんかな。







「あ~、もう!!私のバカ!」





どうしてあきら君のことばかり考えちゃうんだろう。





あきら君を選ばなかったのは私。




私は、大好きな片桐さんの彼女になれたんだよ。









< 247 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop