水晶の涙



『歩ける?』


ぬいぐるみを地面に置いて、しゃがみ込むと、ぬいぐるみの足が少しだけ

ぴくりと動いた


『慣れるまで、時間が掛かるかもしれないけど…』


ぬいぐるみは一人でに、前足、後ろ足を動かしながら、ぎこちなく歩きだすと


トサッ

「……―、」


『…大丈夫?』


バランスを崩したのか、落ち葉が敷き詰める地面に倒れた

それでも、一生懸命に立ち上がろうとする姿を、くぅちゃんと並んで見ていた


『頑張れ!頑張れ!』


「クルルゥ!」


私が応援すると、くぅちゃんも応援しているのか、腕を上下させながら動き回った

そして


「―――」

「…――!」


いつの間にか、犬のぬいぐるみを中心に他の悪魔達が集まってた

その中には、しぃちゃんや私が作ったぬいぐるみの姿も





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