甘党王子はいじめっ子




「次は無理矢理食わす」


「食べません」







〜次の日〜


いつも通り学校に行き

教室に入り

椅子に腰掛ける



なんで【王子】って言われる有名な人があたしなんかに話し掛けてくるのか理解出来ない


ガラ


誰も以内教室で

机に突っ伏し一人ウトウト
してたら



ガラッ


扉があいた



「何してんの?」


それは、あたしのセリフです


「…教室間違えたんですか?」


「違う」



「忘れ物ですか?」


「違う」


「…なにしに…」



「綾ちゃんに会いに来た」


「薄ら寒いですよ」


「失礼だな。それより、チョコレート食べよ?」


そういうと、「ハイ」と

あたしにチョコレートを

手渡す



「ありがとうございます」


「素直ぢゃん」



「昨日見たいな言い合いは無駄なので」


「ちゃんと食べろよ?」


「食べませんよ。キイナにあげます」


「俺はお前にあげたんだけど」


「どぉも」


「食べて?」


「キイナに会ったら渡しときます」


「綾が食べて」


「…」


チョコレートを見つめる

ゴクッと生唾を飲む


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