いじわるだけど好きな人

呼ばれたような気がしてドアのほうに視線を移すと、沖野先輩がいた。

思わず立ち上がりガタンと椅子を倒してしまった。

「あ、いた。先生に呼ばれた。行くぞ」

そう言って、私のところまで来て手を引いた。

「「キャァー!!!」」

歓声と悲鳴…。

< 19 / 240 >

この作品をシェア

pagetop