トリプルトラブル【完】
珠希直伝の料理がローテーブルに並ぶ。
襖も開け放たれていた。
珠希も一緒に輪の中に入ってほしいと願って。
陰膳も何時ものように用意した。
「これ何?」
何も知らない大が聞く。
「ママの分だよ」
秀樹と直樹がハモる。
「流石双子だ」
大はそう言った後寡黙になった。
(――原因はこれか?)
そう思った。
大は、五年前に亡くなったと言う珠希のことを詳しくは知らない。
でも美紀の心に魂に深い傷を負わせているのではないかと感じていたのだ。
襖も開け放たれていた。
珠希も一緒に輪の中に入ってほしいと願って。
陰膳も何時ものように用意した。
「これ何?」
何も知らない大が聞く。
「ママの分だよ」
秀樹と直樹がハモる。
「流石双子だ」
大はそう言った後寡黙になった。
(――原因はこれか?)
そう思った。
大は、五年前に亡くなったと言う珠希のことを詳しくは知らない。
でも美紀の心に魂に深い傷を負わせているのではないかと感じていたのだ。