トリプルトラブル【完】
 「秀樹、仏間で待っててくれるか?」

そう言いながら秀樹の背中をそっと押した。

その時、秀樹が震えているのを感じた。


(――やはり聞いてしまったのか?)

動揺を隠せない。
今朝から、美紀の事で舞い上がっている正樹。

秀樹に悟られたと思って更に困惑していた。


(――そうだ。やっぱり話そう)

正樹は、やっと覚悟を決めた。



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