迷惑メールに潜むドラマ 三上VS薄幸の親娘編
22時半


良い子は皆、ぐっすりお休みです


が、三上と業者さんはまだまだ眠りません


そう、これはもはや死闘だからです


という事で、先ほどまで生死の境を彷徨っていた早智子さんよりメールが届いたので


早速、そら先生が三上に与えてくれた『天空の剣』で突っ込んで行きたいと思います


『早智子です。
 今目が覚めました…。
 そらがね、私の
 ベッドに突っ伏して…
 ずっと看病して
 くれていたようです…。

 私は…夢の中で誰かに
 抱きかかえられて
 いました。
 深い海の中に
 いるような…
 樹海の中にいる
 ような…
 不思議な感覚。
 今までの色んな思いや
 情景がその中で
 浮かんでは消えて…
 私はこれでこの世から
 いなくなるんだって…
 本気でそう思って。
 でも手を引っ張って、
 「こっちだよ」
 って声をかけてくれる
 誰かがいて…
 私は目を覚ましました。』


えーと『赤いポーチ』がうんぬんの時点で、親子で連絡が何とか取れる状況だと伺いましたが?


同じ病院だったんですか?


あれ、スタッフ全員冷たくなったんじゃなかったかな?


先生、ツメが甘いですよホント!


それと、よくある臨死体験リポートをありがとうございます、携帯小説でも見かけますねこの表現


深い海だの樹海だの、一生彷徨ってて下さい!


先生はこんな表現で満足なんですか!
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