迷惑メールに潜むドラマ 三上VS薄幸の親娘編
その2


『今回のご依頼人は岡山県にお住まいの大橋修三さん(74)です』


以下略


大橋の●みちゃんと松岡修●さんを足したような名前ですね~


『もっと全てを出し切れっ!ポーニ●ポーニ●!』
『そう!それ!飛び跳ねる魚のように!』


熱いよ


毎日毎日送り付けられる迷惑メールの山の中『おじいちゃんです』というタイトルを見つけ


子供時代に亡くなった最も三上を可愛がってくれた敬愛する、



飲む打つ買うの三拍子揃った江戸っ子である祖父が天国からメールを送って来たかと思いましたね


実は先年、祖母が亡くなった際に私へ残していた通帳


しかし親戚が祖母の入院費という名目でその通帳から全額引き出していた事が発覚


結局一円も貰えなかった三上を可哀想に思って、生前に伝え忘れていた隠し財産のありかを教えてくれるのか


そんな期待を抱いてメールを開いてみれば……


祖父ではなく大橋修三さんからのメールで、内容は下記の通りでした


『毎月二十万払うから孫(19)のメル友になって』


メールするだけで毎月二十万は最高ですが、なりません


美味い話には裏がある


美味い肉には肥満が待つ


以上


あ、そうそうその顛末は遺産代わりにいつか小説に書きますんで


勿論、フィクションですよ、フィクション


親戚の方、待ってて下さいね(ハァト


はい次!

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