開国維新の洋魔戦記
第四幕

反撃

田母神からの伝言を玲子の虫神が持って来た。


虫神は奈津美の耳の中に入っていった。



奈津美が手代木達に伝えた。



「官憲が兵部卿を反逆罪容疑で捕まえるのに、屋敷に向かっているから、このチャンスにサタンを封印するようにとのことよ。

手代木さんと末永さんはすぐに行って頂戴。

場所は虫神が案内するわ」



奈津美の耳の中から虫神が飛び出して、末永の耳の中に入った。



「手代木、俺について来い」



末永は憑き神のフスミからカラスの羽根をだした。



末永はその背中に乗って飛び立った。


手代木はスサノオを体内に取り込むと、その後を追いかけて行った。
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