開国維新の洋魔戦記
手代木は言った。



「つまり、自分をしっかり持てと言うことなんだろう」



奈津美は頷いた。



「そう。

しっかりしていればいいのだけど、それが難しいのよ。

愛が必要なのよ」



末永が手代木と葵を見ながら言った。



「愛か。

誰かが気にかけてくれるということが大事なんだな」
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