天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
頭の中でグルグル考えながら廊下を歩く遥。

「…てい」

それにしても弟も女装男子も難儀な頼み事をしてきたものだ。

「…うてい」

あの生徒会長の恋人を把握し、弱味を握るとは。

「皇帝、皇帝」

そもそもあの生徒会長に弱味などある訳ないではないか。

「皇帝、聞こえないのですか」

ともすれば恋人がバレた所で、何食わぬ顔をして天神学園から抹消されるだけの事かもしれない。

深い思考に陥っていた遥は。

「水無瀬 遥!」

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