ハーレム ブラッド
姫野と間宮は普段は人のこない場所を歩く。


「こっちの方は初めて来たけど人もいないし…

ここに何かあるの?」


姫野が言う。

「ああ。

いつも駅前のデートじゃつまらないだろ?


だから最高に楽しいことをしようと思ってな。」

「そう…」


「ここだ。」

そこには古い建物があった。

「元は二階建ての雑居ビルだったが今は一階だけだ。

取り壊してる途中で中止になったんだよ。」

「ここに連れ込んで何をする気?」

「良いから。

とても楽しいことだ。」


バタンッ!

2人が入ると雑居ビルの扉が閉められた。


「へぇ…

かわいいじゃん。」

「上玉!」


「うっひょー!」



何人もの男たちがそこには居た。

「さぁ、お前ら存分に楽しめ!」

間宮が言う。

「な!?

離しなさい!!

くっ!

触らないで!!」


姫野が男たちに抵抗する。


「強気な奴ほど犯しがいがあるぜ!!」


「くっ…

(血が足りない!?


いつもなら…簡単に振り払えるのに!!)」


ドサッ!

姫野が床に倒された。

「へへっ!

お楽しみタイムだ!!」


男たちが姫野の手足を押さえ付けた。


「誰か!!

誰かいないの!?

離しなさい!!」
< 113 / 500 >

この作品をシェア

pagetop