ハーレム ブラッド
「ったく…何やってんのよ。

幸大、行くわよ。」

姫野が言う。


「人気あるのは並ばないといけないんだよぉ?」

クーニャが言う。

「わざわざ来たんですから楽しまなければ損ですよ?」

咲子が言う。


「あの…

あなたは?」

桂木が咲子に言う。


「幸大さんの内縁の妻です。」

「えぇっ!?」

「先生、嘘ですから!!


うちで預かってる咲子です。」


「どうも。」

「びっくりしたわ…」


「さ…行こ?」

クーニャが腕を引っ張る。


「あ…」

ウルウル…


「うっ…」

まるで捨て犬のような眼で見つめる桂木に心が傷む幸大。
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