ハーレム ブラッド
数分後



「飽きちゃった〜。」

クーニャが言う。


「せめて10分はやれよ…」

幸大が言う。

「そうよ、しっかりやりなさい。」

姫野が言う。

「お前も理数系をやってないで赤点の危険性がある教科をしろよ…」


「つまらないわ。」



「勉強が楽しいと思ったことは俺もねぇよ!」



「幸大君はいつもどうやって勉強してるの?」

クーニャが言う。

「え?

勉強なんかしねぇよ。

参考書もないし教科書は学校に置きっぱなしだし。」


「それでよく赤点とらないわね。」


姫野が言う。

「理科は最低限の知識は持ってるし、

数学は公式。

英語はテスト範囲内の単語、熟語の意味。


今のを覚える。

これで赤点は免れる。


社会は何となくで赤点は回避できる。


とくに社会系は…咲子。」

「はい?」

「お前に貸してるヤツ。」

「はい。」

咲子が本棚から何かを持ってくる。


「ほら、読め。」

『漫画で学べるシリーズ』

「政経、倫理、世界史、日本史。

社会はばっちりだ。

さらには、戦国時代ならばこのゲーム!」

『コーーテクモゲームス

戦国双』


「三国志もいけるぞ?


ぶっちゃけ、徳川家康でプレイしたら流れはあってるけど、他のだとたまに本来なら歴史的には負けてる戦いなのに勝ったりとかするから気を付けろよ?」
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