ハーレム ブラッド
VAP
騒がしいテスト勉強を終えて挑んだテスト。


世の中には結果と言うものが付き物だ。


というわけで、

テスト返却後の放課後



「今日で全部のテストが帰ってきたが…


どうだった?」

幸大が言う。

「というか…私は侵入してきたので問題ありませんが…」

咲子が言う。

「侵入は問題だと思うの…」

桂木が申し訳なさそうに言う。


「教師をしている桂木先生が特定の生徒に肩入れするようにこの場に居ては不味いのでは?」


咲子が言う。

「その…私はちょっと理由があって…


その…だから、その前に皆の点数でも聞こうかな…って。」

桂木が言う。



「じゃあ元々何の問題もなかった俺から…」

バサッ…


幸大がテストを見せる。


「今回は平均点どころか80点を越えてる。


さらに、桂木先生の国語は100点だ。」


幸大が言う。

「うわぁ…

なんかもう嫌味ね。」

姫野が言う。

「幸大君つまんないなぁ…」

クーニャが言う。

「私の担当教科が100点…

なんか自分のことみたいで嬉しい…」

桂木が言う。

「桂木先生の教え方がうまいからですよ。」

「そ、そうかな…

ありがとう…。」


「見つめあわないで次にいきますよ。」

咲子が言う。
< 154 / 500 >

この作品をシェア

pagetop