ハーレム ブラッド
「幸大が素直に吸わせてくれないのが悪いのよ?」

学ランを素早く脱がした姫野。


「いただきます。」


かぷっ。

姫野が噛みつく。

「痛いっつーの!」


「ん?

あれ?

吸えない…」


姫野が口を離した。


「当たり前だろ?

血を自在に操れるって言っただろ?」


「どうやって…」

「八重歯の部分だけ避けて血を循環させた。」



「意地悪ね…」


「2人がかりの卑怯者が何を言いやがる…」


「榊さん、今日は仕方ないから諦めよ?」


「そうね…

だけど必ずまた吸うわよ?」


「嫌だ。」



こうして一日が終わった。
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