ハーレム ブラッド
放課後


「行正…これ。」

ルーズリーフを渡す。

「どれどれ?


へぇ…ちゃんと書いてるのか。」


「ああ…

皆にジャンケンしてもらった。


まぁ…なんとか納得してもらった。」

「は?」

「そのランキングは俺が選ぶの3位までだろ?


ほら…咲子抜かして5人じゃん?

そうすると2人ランキング外じゃん。


そうするとその2人の埋め合わせがなぁ…」

「2人?」

「先生と沙羅は性格はいいんだが…中々に嫉妬深いし。


まぁ…だから可愛くて仕方がないんだが。」

「最後にノロケかよ!!」


「意外に要求も過激なモノが多くて…


それに、咲子もなんか拗ねるし…可愛いよな?」


「知るか!」


「それにしても結局、クラスの出し物決まらなかったな。」

幸大が言う。

「ああ…。

皆が口論になること数回。」

行正が言う。

「その度に止めようとして無視された先生が泣くから慰めて…」


「榊さんと山下さんも敵対するし…」


「それは、昼休みのランキングを書く際に色々と…」

「お前が原因かよ!!」

行正がツッコミを入れた。
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