ハーレム ブラッド
「それから抱きしめる時も…


姫野やクーニャ、優衣はこうやって肩の外側から手を回して鎖骨辺りを通って逆の肩を抱きしめるのが普通だが…」


「あ…」

優衣を離して横に移動させる。

「マリアとかだと…」


「うわっ!?」

マリアを抱き寄せて後ろから抱き締めた。


「首の横を通ってお腹の所で手を組んだり…」

ぎゅっ。


「な!?」

「胸の部分に手を回して抱き締められる。


小さいからって悩むんじゃなくて、小さいからできるというメリットに自信を持て。」


「はい…」

沙羅が言う。

「私もそう言うふうに抱き締めてほしいなぁ…」

優衣が言う。

「胸が大きいとなんか気安く触れない気がして。

逆に小さいと親しみやすいし…


…。

あれ?

俺、もしかして貧乳の方が好きかも。」

「そんな!?」

優衣が言う。

「大きいのも好きですよ…多分。」

幸大が言う。

「多分って言ったもん!」

優衣が駄々っ子モードになる。



「そう言う意味じゃなくて…

優衣の胸が小さくても、大きくても…

優衣を好きなのは変わらないから。」


「ふぇっ!?」

「俺は優衣の胸じゃなくて…あなたそのものを愛しています。」


「幸大君…

きゅぅ〜。」


「あ…のぼせたな。」

幸大が言う。
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