ハーレム ブラッド
優衣の家


優衣も集まり全員で考える。


「って言っても…私たちじゃどうしようもないわね…」

姫野が言う。

ピンポーン…


「誰かしら?」

優衣が玄関へと向かった。


「キャッ!?

な、何ですか!?」

優衣の声が響く。


ザッ…

全員が玄関の何かに警戒する。


ドタドタ…

黒服の男たちが家に入る。

「何の用かなぁ?

土足だし、怪しいし…」

クーニャが言う。

「まずはこれをみて頂こう。」

男がパッド型のモニターを見せる。

「お父さん!?」

モニターには榊パパの姿。


十字架に磔にされている。

「榊主任は気絶している。

それから…」


「おばあちゃん!?」

クーニャが言う。

「ダリシス…

いや、ダリア・シルヴィスもこちらの人質として捕まえた。


貴様らも大人しく捕まってもらおうか。」

男が言う。

「何が目的なんですか?」

咲子が言う。

「岡田幸大に我々のために働いてもらう。」

「だったら幸大さんはそちらの二名に面識もありますし、人質はその二人で良いと思いますが?」

咲子が言う。

「この二名では確実性は低い。

貴様ら6人がもっとも有効性がある。」

「…。

大人しく従うしかないわね…」

姫野が言う。

「それでいい。」

男たちが6人を連れ去った。
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