ハーレム ブラッド
「遺伝…か。

まぁ、そんなモノだ。


正確には、長男にのみ受け継がれるが。


私の弟…つまり幸大の叔父さんはこの能力を持ってない。」

幸大父が言う。





「それよりも…まだあいつらはやるようじゃな!!」

桂木祖父が言う。


「親父、榊さんたちに血を?」

幸大が言う。

「ああ。

私と桂木さんは父君の腕からいただいた。」


榊パパが言う。

「私は首筋からいただいたわ。

動脈からあんなにたくさん吸ったのは初めてよ。

また、吸わせてほしいわ。」

ダリシスが言う。

「ははは!

いやぁ、モテる男は辛いなぁ…」

幸大父が言う。

「あとでお袋に言ってやる。」


幸大が言う。

「なんだと!?

男同士の秘密に…」

幸大父が言う。


「おい、奴らがやる気だぞ!!」

マリアが言う。



「では…孫を誘拐した落とし前をつけてもらわんとな!!

ふんっ!!」


ギンッ!

桂木祖父が吸血鬼になる。


「私も…愛娘のこととなると…

手荒になるが自業自得だ。」

ギンッ!

榊パパが吸血鬼になる。


「私も久々に体が火照ってるわ…

楽しませてね…坊やたち?」

ギンッ!

ダリシスが吸血鬼になる。


「さて私もサポート程度だが…


昔の血が騒ぐ…

幸大、自分の女は自分で守れ!」


幸大父も敵へと走り出す。
< 425 / 500 >

この作品をシェア

pagetop