ハーレム ブラッド
「それから…山下さんと榊さんは赤点ギリギリの点数だったし、二年生の一番最初のテストには赤点もあったし…」

優衣が言う。

「でも…一年生の時は赤点ももっと多かったわよ?」

姫野が言う。

「でも…その代わりに二人は夏休みも冬休みも学校で補習を受けたから単位はギリギリだったけど進級できたの。


今回は夏休みと冬休みの補習分の単位がないからこのままだと留年しちゃうの…」

優衣が言う。


「そもそも…この学校の単位はどのような基準なんですか?」

咲子が言う。


「確か…まずは授業数だ。

まぁ…いわゆる出席日数。


あとは、テストの点数で単位がもらえる。」

幸大が言う。

「点数は、平均点以上は4単位。
平均点の前後3点以内は2単位。

それ以下は1単位。

赤点は0なんだけど…」

優衣が言う。

「出席日数とテストの単位の合計が一定に満たないと留年や退学です。


私とマリアちゃんは途中入学の特別扱いなので合計のクリア基準が皆さんより少ない基準なんです。

だから…マリアちゃんは赤点じゃなかったら進級できるんだと思います。」

沙羅が言う。

「沙羅は頭が良いからな。」

幸大が言う。
< 461 / 500 >

この作品をシェア

pagetop