ハーレム ブラッド
翌日


学校


「はい、幸大君!」

クーニャがチョコを差し出す。

ハート型。

「ああ。

ありがとう。」

幸大が受け取る。

「これは私からよ。」

姫野がチョコを差し出す。

「ありがとう。」

幸大が受け取る。



「俺には!?」

行正が言う。

「はい。」

クーニャが渡す。

「おぉ〜!

幸大の半分くらいのサイズだが感動だ!!」

行正が言う。

「私もあるわよ。」

姫野が渡す。

「市販のチルチョコ!?」

行正がガッカリする。

「あら…バレンタインデーにチョコがほしかったんでしょ?」

姫野が言う。

「手作りを行正は期待してたんだろうな…」

幸大が憐れみの眼差しで見つめた。


「ところで…沙羅たちは渡したの?」

姫野が言う。

「はい。

私たちは朝に。」

沙羅が言う。

「先生も私も沙羅も咲子も家で渡したぞ。」

マリアが言う。


「そーいえば、幸大君のアパートっていつ工事終わるのかにゃ?」

クーニャが言う。

「予定は既に過ぎてるんだよな…」

幸大が言う。

「この前、大家さんに会いました。

3月には入居できるそうです。」

咲子が言う。
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