メガネ男子に恋を教えられた私
石田君に想いを伝えれなかった日、

私が泣いていた時
天気は晴れていたはずなのに・・・・
まるで、太陽も泣いてくれていたかのように、
雨が降り出したんだ。

私は傘なんか、持ってなかったし、
ズブ濡れになりながら帰った。

自分の涙か雨か分かんないくらいに、
私の顔は濡れていた。

もう、何がなんだかわかんないくらいに。


そのとき!!

そう!!

これが私とあなた・・・・・・
いや、私と新の出会いだった。


「おい!!」
誰?
「私?」

「お前以外に誰がいるんだよ?」
ちょっと、強い口調だけど、目はとても優しく私をみていた。

「スーゲー濡れてるけど?大丈夫?」
「ありがとう。だいじょう・・・ぶ・・・だカラ・・・・」

「全然大丈夫にみえないんですけど?って!?何で泣いてんだよ?」
「泣いてなんか・・・・見知らぬ私に声かけるなんて、そうとうおせっかいよ!!」

「俺、お前の事知ってるし?」
「え?」

「制服みろっての」
「あっ・・・・・」

「おい・・・ 」
「ふっうぅ・・・・・」

「っち 分かったから、好きなだけなけよ。」
「うぅぅぅぅぅぅぅ」

時はどれだけ、過ぎたのか?

気づいたら家のベッドに寝てた。

ここは?

見慣れた天井
見慣れた物


「ここは・・・私の・・・・・部屋?」

確か私は昨日同じ学校の・・・・・
あれ名前なんだっけ?
聞いてなかったや、

てか、夢?
夢だな。

< 11 / 27 >

この作品をシェア

pagetop