十字架に鎖を



そう囁かれた瞬間、俺は何かを失った。


逃げるように、准斗の部屋を後にする。


血の匂いから逃れようとしても、無駄だった。


残像のように残り香が、俺から離れない。


早く…血が欲しい。



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