十字架に鎖を



それは、珠妃には届かないけれど。


「ごめんな、珠妃。」


目尻の涙を拭き取り、まだ血の滲む痛々しい傷痕を舐める。


後悔の念からか、もっと欲しいとは思わなかった。


しかしそれでも…その血が与える快感は変わらない。



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