色をなくした世界
「雪ちゃん・・・・悪いけど今日は帰って・・・」
今日は雄大の見た事もない顔を見て、聞いた事もない声を聴く日だと思った。
雄大の突き放すような声を・・・雪乃は初めて聞いた。
「雄大君・・・・・?」
雪乃が恐る恐る顔を見れば・・・・そこにいたのは雪乃の知っている雄大ではなかった。
「今は雪ちゃんの顔見たくないんだ。悪いけど帰って」
笑っているのに目は笑っていない・・・まるで何も映していない人形のよう。
「でも・・・・」
帰ろうとしない雪乃を雄大はベッドに押し倒す。
「じゃぁ・・・・このままやっちゃうよ?男の部屋に一人で来るのはその覚悟があるってことでしょ?」
雄大の手が雪乃の服を脱がせようと動く。
その瞬間・・・・雪乃は鞄を手に取り雄大の部屋を出た。
出て行く雪乃を見ながら雄大はどこかでホッとしてしまっている自分に驚く。
(これで・・・雪ちゃんから・・・離れられる・・・・・)
どうしようもなく積もってしまった想いを・・・自分ではもうどうする事もできなかったから・・・・だから君から逃げてほしい・・・・。
今日は雄大の見た事もない顔を見て、聞いた事もない声を聴く日だと思った。
雄大の突き放すような声を・・・雪乃は初めて聞いた。
「雄大君・・・・・?」
雪乃が恐る恐る顔を見れば・・・・そこにいたのは雪乃の知っている雄大ではなかった。
「今は雪ちゃんの顔見たくないんだ。悪いけど帰って」
笑っているのに目は笑っていない・・・まるで何も映していない人形のよう。
「でも・・・・」
帰ろうとしない雪乃を雄大はベッドに押し倒す。
「じゃぁ・・・・このままやっちゃうよ?男の部屋に一人で来るのはその覚悟があるってことでしょ?」
雄大の手が雪乃の服を脱がせようと動く。
その瞬間・・・・雪乃は鞄を手に取り雄大の部屋を出た。
出て行く雪乃を見ながら雄大はどこかでホッとしてしまっている自分に驚く。
(これで・・・雪ちゃんから・・・離れられる・・・・・)
どうしようもなく積もってしまった想いを・・・自分ではもうどうする事もできなかったから・・・・だから君から逃げてほしい・・・・。