金髪彼女と黒髪少年



ひとりお昼ごはんの準備をする僕。



「邪魔だよ!カネアク!」

「すっ、スイマセン」

「たっく、トロいなぁ腹立つわ…」



カネアク。誰が言い始めたか知らないけど僕のあだ名。



鐚銭 崇(ビタゼニ タカシ)



鐚が崩されて金悪って呼ばれてるらしい。




「いただきます」



ボソリと呟いて教室の片隅で弁当を食べる。
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