1週間ホステス
タイトル未編集
ウチ、佐藤夏樹は介護の専門学校に通ってたがちょっとトラブルになり辞めてから一向に就職できずにいた。
そんな時知り合った居酒屋の店員さんにある日、こんなことを言われた。
「なっちゃん。就職決まった?」
「・・・それがね。なかなか決まらなくて。今就活する気が失せてる」
「そっかあ。でももう働かないとだよな~」
「うん、そう思ってるんだけど…なかなか、ね」
「じゃあ俺がなっちゃんに紹介してやろう」
「え、仕事あっせんしてくれるの?」
「おう。しかもなっちゃんにぴったりの」
「ウチにぴったり?!」
「うん。俺が依然行ってたお店なんだけどキャバレー花園」
「それ、お水じゃん。ウチ可愛くないからダメでしょ」
「キャバクラとは違うからイケるよ、そこに居る女の子よりなっちゃんの方が可愛いし」
なんか…ウチ乗せられてる・・・?でもこのまま行くよりここで決めておいた方が良いような気もするし…ちょっとやってみようかな。
「寛ちゃん。そこの電話番号ってわかる?」
「調べればわかるけど調べてやろうか?」
「うん、お願い♡」
「何、なっちゃん。行く気じゃん」
それまで黙って聞いていた寛ちゃんの友達の花田社長が話に入ってきた。
「社長。多分ここで渋ってたら一生就職できなさそうなので・・・」
「そっか。頑張ってねぇ☆」
「はい!」

寛ちゃんと社長に後押しされたことでなぜかやる気になっていた。
水商売なんて一度もやったことのないのに。その時は希望と夢で満ち溢れていて、妙に燃えていた。
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