彼は、理想の tall man~first season~
ゴロゴロと雷の音が聞こえ、ピカピカッと光っているのが、そのカーテンの隙間から確認出来た。
この非常事態に――私は簡単に泣けそうだった。
「私――雷とか苦手で」
「え? そうなの?」
外を見る行為をやめてくれた敦君は、驚きつつも、ぴっちりとカーテンを閉めてくれた。
「やっぱり女の子だね」
そう言って、フッと笑うと、私の頭に優しく触れ――
「雷が止むまるまで、一緒にいるから大丈夫」
――と。
私の恐怖心を鎮めるかの如く、そっと撫でてくれた。
どうしよう――近い。
恐怖心以上に、ドキドキが増して行く。
今日会ってから、今が一番密着していると思うし。
こういうのって、本当に、どうしたらいいか解らない。
そんな最中、ゴロゴロゴロ~なんて、外からは嫌な音。
私は、怖くて――思わず敦君の腕を掴んでいた。
「そんなに苦手なの?」
黙って数回頷いて、思わず目を瞑る。
そんな私を見兼ねてか?
敦君は――大丈夫だよ、と。
そう言いながら、そっと抱き締めてくれた。
遠慮がある抱き寄せ方――。
鼓動が高まりながらも、こんな事態でも、そんな思考下。
本当にいろんな意味まいる。