彼は、理想の tall man~first season~

私が恋にも結婚に対しても、無関心を決め込んいると、理解してくれているっぽい母。

お見合い話は私じゃなくて、尚輝に言って来たんだ。

母も大方、断ろうという感じで尚輝に相談がてら話を振ったんだろうけど。

味方だと思っていた尚輝に、言われたくなかったことを言われて、私のテンションは急降下。


「今回は母さんに俺が断ってやったけどな、俺が断らなくても親父がおばさんに、電話で余計なことはするなってキレたみたいだ」

「そうなんだ・・・・・・良かった」


因みにおばさんというのは、父の妹にあたる人だ。


ホッとした。

それが本音。

だけど気が緩んでいた直後。


「逆に、美紗にいい人いるのかって母さんが騒ぎ出して――」


尚輝はそこで目を泳がせた。

その反応から、お母さんが尚輝の嘘を本気にしたんだって、解ってしまった。


「お母さん、何か言ってた?」

「会ってみたいだと」

「ふぅん・・・・・・なら、もう別れたって事にしとくからいいよ」

「そしたら、お前見合いさせられるかもよ」

「なんで!?」

「条件は中々いい人みたいで、結構乗り気っではあったんだよな」
< 59 / 807 >

この作品をシェア

pagetop