コノサキ×××

困惑


『汚いところね』

車から降りてきて第一声を放ったのは

高飛車の

大江戸精華(17)だった。

成績優秀の精華は麗子に慕われていた

そう、企業の為にしか過ぎない。

『精華、そんな事言わないの〜失礼でしょ。』

大江戸雅子(35)はおしとやかだが裏でどんな事を企んでいるのか分からない。

黒幕である

『ねぇ〜本当にここであってるの?』

『あたしこんな所歩きたくな〜い靴が汚れる』

『キャンプ場だからこんなもんだろ』





ヤバイなんで家がねんだよ

二世は本格的に焦り出した

それでも山道を登っていく。


すると






『あっ!』



二世の視界の先には茶色い家のような物が建っていた。



『ほらあそこだよあそこ!』

『俺らが宿泊する家!』


二世は半汗をかきながら言った。


『本当にこんな所なの!?』

二世は真実を証明したいが為に周りを偵察する。


『ほっほら!ここにだって無料の肉の塊が置いてあるんだぜ』

『槇もあるし最高じゃんか』

『見てみろよ近くに川があるぜ』

『これこそキャンプ専用って感じだろ!』

プライドが高い二世は必死に証明した

『そうね〜悪くないかも』

『肉も無料ならわざわざ買いに行く暇ないし』


『そうだよ!ここはきっと誰も来ない俺らレベルの特別な場所なんだよ』


『きゃっほーい!特別だなんて最高じゃん!』

『だろ?精華!ささっ早く皆入ろーぜ』


この時二世はもうヤバい感じの雰囲気に気付いていた事は誰にも言わなかった。


一方百合也は…


『とりあえず引き返して管理事務所的な所を探そう』


ん?


あっ!なんか家がある!


あそこに行けばきっと電話くらい!


『うわっ』

『あいつらだし…』


ググ〜ッ


『腹減ったぁ〜』



『でも今更戻っても…』


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