わたしとあなたのありのまま ‥2‥
「あのさ、彼女、ずっと学校休んでて。
今日やっと学校来れたんだよね。
だから、今日はやめて?
また今度に――」
「『今日は』じゃなく、永遠にやめて。
あんたと話す気なんかないから!」
思わず口を挟めば、せなくんが顔だけ振り返って、「秋山さん、シッ」と、自分の唇に人差し指を当て駄々をこねる子どもを言い聞かせるような口調で言う。
思わず口をつぐんだ。
せなくんの口から優しく紡がれる言葉には、何故だか逆らえない。
不思議だ。
「俺はただ、謝りたくて」
申し訳なさそうに冬以が眉尻を下げて言う。
何を今更。
騙されるもんか、と再び怒りが込み上げて来る。