わたしとあなたのありのまま ‥2‥
翌日、照哉くんに言われた通り、放課後教室に残って連絡を待った。
掃除当番のクラスメートが、「デカいゴミ発見」などと言いながら、私と綾子の足元を箒で掃いては面白がる。
やめてよ、と膨れながらもしぶしぶ移動して、私たちも顔を見合わせて笑った。
最近はもう、クラスメートたちの私に対する接し方に、壊れ物に触れるようなよそよそしさは微塵もなく。
すっかり以前のような邪険な扱い。
それにホッと安堵したけれど、もう少し落ち込んでいてやっても良かったかな、と心の片隅では薄っすら思ったり。
やがて、教室には私と綾子以外だれも居なくなった。
温かいオレンジ色が、シンと静まり返った教室内を照らし、こげ茶色の床に椅子や机の影を伸ばす。
綾子と二人、教室の窓に並んでもたれかかるようにして、暖色に染まる空気の中でぼんやりとたたずんでいた。