わたしとあなたのありのまま ‥2‥
2年7組も、オレンジ色に染まっていた。
窓際の後ろから三番目の席の机の上に、細長い身体をほんの少し丸めて腰掛けている人。
その背中も、腰から伸びている黒いシルエットさえ愛しくて、胸がキュッと締め付けられた。
立ち止まれば、志気が消え去ってしまいそうで。
そのまま一思いに教室内へと足を踏み入れた。
私の視線は田所の後ろ姿に釘付けだったから、途中、机に身体を引っ掛けてしまった。
カタッ――
本当に微かな音だった。
けれど、私の身体はビクンと跳ねた。
「クソ照、てめっ、おっせぇよ。
何やって……」
振り向きざま苛立たしげに言い、田所は私をその視界に捕らえると、時が止まったかのように目を見開いてフリーズした。