仮面の下の俺 「愛してくれて、ありがとう。」


「…ぇぇええ!?!?」


ひかりは俺に
引っ張られながら
驚きを隠せずにいた。



俺は教会のなかに入り
舞台にひかりと上がった。


ひかりはいまだオロオロしている。


「お、お兄ちゃん…」


「うん、ウェディングドレスじゃないのが
ちーと残念だけど、
ひかりは綺麗だからいっか」


俺は微笑んだ。


ひかりは困惑の表情のまま
俺を見つめる。





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