‡3姉妹の恋‡【幸せになりたい私たち】
唇が離れると


英人は、私の手首を掴み
窓の方へと進む

歩幅の大きい英人の後ろを歩くには
小走りになるしかなくて…

英人が立ち止まると
すぐさま
すぐそばにある
ダブルサイズのベッドに投げ出された


「ちょっ…」


私の言葉さえも制止され
ネクタイを外しながら
私の上に覆いかぶさる英人


「ひでっ…と…、どう…したのっ?」


私の声が聞こえてるのか聞こえてないのか…


私のスーツのジャケットをもブラウスも
あっという間に取り去られ
熱くなった唇が首筋を通っていく…




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