‡3姉妹の恋‡【幸せになりたい私たち】
「んなっ! ちょっ…!」
引っ張られた人物を
睨もうとすれば…
「そ、宗っ!」
真剣な顔をした宗が
私の腕を掴んでた
そして、
通行人の邪魔にならないように
通路の端へと私を引っ張っていく
「ちょ、宗ってばっ」
そして
私たちは向かい合わせになった
「一華、それ、撮ったか?」
宗が指をさすそれは、
スマホ…
え゛、み、見てたんだ…
「う、うん…」
「そっか、それ、オレのスマホにも
送ってくんね?」
「え? 何すんの?」
「あぁ、ちょっとな、
会社始まるまで、まだ時間あるから
そこで、茶ぁ、しようぜ
オレ、朝メシ食ってねぇしっ
一華、付き合えょ」
そう言って、
改札の向こうのカフェを指さす
「うん、わかったわよ」
先に歩き出した宗の後ろを
私は、置いて行かれないよう
早足で歩いた