あなたの瞳に映るのは?
『なんだそれ』

登校中紗英は

あきれ顔で言った

『まだ好きなんでしょ?たった二ヶ月で何終わらせてんの!』

『だって、健は私の事なんて何とも思ってないもん』
『はぁ!?馬鹿じゃないの!?』

『えっ?』

『始めから両想いなわけないでしょ!!これから好きになってもらうの!』

『...無理だよ。健モテるもん』

『それだけ!?』

『だって、私は紗英みたいに可愛くないし...絶対無理だよ...辛い思いするなら、友達の方が良い』

紗英はあきれたように

大きなため息をついた

...ちょっとずつ

健の事を友達として

好きになるんだ
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