《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
恐る恐る尋ねてみると、
男の人はハンッと笑って
即答した。



「だから、注文はお前だって」



「………あ、あの………」



ダメだ。やっぱり不審者だ。


今日は曇りなのにサングラス
なんかで顔を隠してるし、
考えたら明らかにおかしい。



「て、店長―――」



あたしは厨房の奥で座って
休憩してる店長を呼ぼうとした。



その傍で仕込みをしてる、
先輩バイトの柳沢さんでもいい。


とにかくどっちかにこの
状況を伝えないとと、背中を
向けて厨房に逃げ込もうと
したんだけど――…。


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