《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
「それで……お前はそれを
信じて、落ち込んでたって
ことか――…?」



「………っ。そ、それは……」



さすがにそうです、とは
即答できない。


でも結局は、そういうことだ。



態度だけで察したらしい
洸さんは、さらにハァァッと
深い息をついて、乱暴に
髪をかきあげると、



「そんなこと自分で抱え
込んで悩んで何になる。

本当に、お前は要領が悪いな」



「すっ、すみません……」



要領で片付くような単純な
問題じゃないとは思いつつも、
反射的に謝った。


_
< 347 / 480 >

この作品をシェア

pagetop