俺様幼なじみは婚約者!?
俺は完全に夢から覚めたが、夢華と強制同棲していること自体が夢のようだった


「まずかった?」
黙々と黙っていた俺に気まずそうに声を掛けると顔が哀しみのような顔が目に入った

「美味いよ」

本当にコイツの料理は美味い
お嬢様だから、ではなく花嫁修業とかでも料理は習ってないらしい
ただ一般学校に通っている俺達は当然調理実習があるし料理は出来るがお手伝いを雇わない俺達家族は家が家であり自分で作る事もある


「良かった〜」
手を胸にあてホッと息をついた

「そーいやぁ小母さんも料理上手だよなぁ」
餓鬼の頃何度もご馳走になったけな
「うん♪だいたいはお母さんが料理のレシピ作ってくれるからそれで覚えたりしてるし。お母さん教え方上手なんだ〜」
小母さんの話しをすると笑顔になる夢華
餓鬼の頃から一人が多かったけど笑顔が絶えない夢華
強がってる部分もあるけど小母さんや小父さんは好きなんだろうな
「夢華、今日から宜しくな」
俺は箸を置き夢華の目を見て言うとキョトンとした夢華は直ぐに笑顔になった
「私こそ、優牙今日から宜しくね」
こうして始まった同棲生活
俺の理性の戦いもあるが、負ける前に必ず俺のモンにしてやろう
好きな奴と同じ家同じ部屋で過ごすのは少し酷な話だが嬉しいし調子乗らないようにしなきゃな

だがら、覚悟しとけよ、夢華?
< 48 / 57 >

この作品をシェア

pagetop