いじめられっ子の華麗な素顔
校門を出ようとしたところで肩に手が載せられた。
振り返ると・・・
なにやら偉そうな男がいた。
『何ですか?』
相変わらず冷たいな、自分。
「寒くねーの?」
今は5月。
まだ肌寒い。
『大丈夫です。では。』
できるだけ簡潔に済ませ、その場を去ろうとした。
「ちょぉっと待て。」
はぁ。めんどくさい。
『はい?』
この出会いが
華麗な復讐劇
の始まりだなんて、思いもしなかった。