いじめられっ子の華麗な素顔
『さっきから「気に入った」って、

 どういうこと??

 いくら金持ちだからって、

 こんなブスに興味ないでしょ?』



帝は世間一般に言う、「カッコイイ」。

それに加えて超金持ちと来た。

性格は置いといて・・・

モテるんだろう。

私は全く興味ないけど。


「ふーん。

 まだそれ通すつもりなんだ」


帝はニヤッと笑って、私の髪をすばやく解き、

メガネもはずした。


「ほら。」


なぁにが「ほら」よ。


『いくらあたしの本当の姿見たところで、

 あんたの周り、

 嫌でも女が寄ってくるんじゃないの?』
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