葉が欠けた四葉のクローバー

再会

悠羽said

俺は、昔よくいじめられていた。


オッドアイのせいで。


別に好き好んでこんな目にするはずがない、生まれた時からそうなのだ。


不治の病と言われたが、別に体に影響はないと言われた。


親は俺にコンタクトをするよう言った。


その時の俺は愚かで親がだれのためにそうしようとしたのか解らなく、親に強く当たってしまった。


親は泣いていた。


”どうしてあの子を普通に生んであげられなかったのかしら”


そして、俺は思った。


”俺は普通じゃないんだ!!”


と....。


泣きながら走った外は暗くさみしく冷たかった。


タイミングがいいのか良くないのか解らないが、突然に大雨が降ってきた。


俺はその場で立ち止まり、大声で泣いた。


泣き声を雨が消してくれるのを信じて。


そんな時だった、だろうか。


ツバキに出会ったのは、ピンクの可愛らしい傘を俺にさして、笑顔でこう言ってくれたんだ。


”風邪ひいちゃうよ?"


”別にひいたっていいんだ!!俺なんか、誰も必要としてないんだ!!この目が気持ち悪いって可笑しいって...みんな....みん...グスグス。”


俺はその場にうずくまった。


”僕はそうは、思はないな...だって、メルヘンチックで素敵じゃない”


俺はその時思った、一生この人について行こうと......。

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